愛のない一夜からはじまる御曹司の切愛
そして、そっと自分のお腹に触れてもらう。
「咲良?」
もしかして、そう思っているのかもしれないが、違ったらという疑念もあるのだろう。
探るような視線に、私はにっこりと笑って見せる。
「三ヶ月だって。家族が増えるから、この子も大切にしてね」
最後まで言い終わらないうちに、力いっぱい抱きしめられる。
「マジか……」
少し掠れた声に、私はポンポンと彼の背中を叩く。
「嬉しい?」
「当たり前だろ」
「今度はオムツ変えてね」
「全部やる」
「それはダメ」
そんなやり取りを繰り返す。
「一生、一緒だ」
「うん」
家族がこれからどれだけ増えても、それだけ幸せが増えていく。
そんな私たちでいたい。心からそう思った。
End
番外編
「咲良?」
もしかして、そう思っているのかもしれないが、違ったらという疑念もあるのだろう。
探るような視線に、私はにっこりと笑って見せる。
「三ヶ月だって。家族が増えるから、この子も大切にしてね」
最後まで言い終わらないうちに、力いっぱい抱きしめられる。
「マジか……」
少し掠れた声に、私はポンポンと彼の背中を叩く。
「嬉しい?」
「当たり前だろ」
「今度はオムツ変えてね」
「全部やる」
「それはダメ」
そんなやり取りを繰り返す。
「一生、一緒だ」
「うん」
家族がこれからどれだけ増えても、それだけ幸せが増えていく。
そんな私たちでいたい。心からそう思った。
End
番外編