パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
 ゴールドのカードキーで、そこには〝3601”とルームナンバーが刻まれていた。

 どういうつもりで、私にこれを渡したというのだ。まったく意味が解らず私は恐る恐る彼の瞳を見つめた。
 漆黒の瞳はただ私の不安げな顔を映し出しているだけで、何も感情は読み取れない。

「そんなこと……」
 
 できない。そう答えなければ、そう思うのにその先の言葉が続かなかった。
 
 私はずっと彼に淡い恋心を持っていた。これはチャンスなのかもしれない。

「この意味はわかるな?」

 問われたそのセリフに、私はふいっと視線を外した。
 
 いつも近くに元樹がいたこと、そして彼に憧れていたこともあり、男性と深く付き合ったことはない。
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