パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
心の中の本音は、彼のお兄様である恭弥さんに会いたい。
その思いが、心の半分ぐらいを占めていたことは事実だ。
初めて彼の家の庭で会った時、一瞬でその瞳から目が離せなくなった。
『こんにちは』
華やかで社交的な元樹とは真逆のどこか影のある漆黒の瞳。心地よく耳に響くテノール。
それから私は彼の姿を探すようになった。実家には住んではいないようで、仕事の関係で実家に戻っているときだけ姿を見れた。
遠くから見ている私に、元樹はすぐに気づいたと思う。
『兄貴はやめた方がいい』
その思いが、心の半分ぐらいを占めていたことは事実だ。
初めて彼の家の庭で会った時、一瞬でその瞳から目が離せなくなった。
『こんにちは』
華やかで社交的な元樹とは真逆のどこか影のある漆黒の瞳。心地よく耳に響くテノール。
それから私は彼の姿を探すようになった。実家には住んではいないようで、仕事の関係で実家に戻っているときだけ姿を見れた。
遠くから見ている私に、元樹はすぐに気づいたと思う。
『兄貴はやめた方がいい』