100日婚約なのに、俺様パイロットに容赦なく激愛されています
ミルクティーを飲みながら意志を曲げないという結論を出した時、美玲が食事を終えた。
上品なのに早食いできるとは恐れ入る。
きれいに片づけ、ウェットティッシュでテーブルまで拭いた彼女が、体ごとこちらを向いて背筋を伸ばした。
改まってなんの話だろうと、少々身構える。
「言いにくいのだけど」
前置きしてから、はっきりとしたきれいな声で言われる。
「私、五十嵐さんを好きになりました」
「あ、う、えっ!? 本当に……?」
「ええ。金城さんの婚約者を好きになってすみません」
緑沢の件でふたりで話した時も、そのようなことを言われたと思い出した。
『ねぇ、今から五十嵐さんを好きになっても遅い?』
冗談だと言われたのでホッとしたけれど、あの時から惹かれていたのだろうか。
和葉に打ち明けるまで随分悩んだのかもしれないが、今、まっすぐな視線を向けてくる彼女から感じるのは、あとに引かないという強い決意だった。
(わざわざ私に言うということは、宣戦布告?)
最強の恋敵が現れて激しく動揺する。
同性の和葉から見ても魅力的なのだから、男性ならなおのことそう感じるだろう。
(どうしよう。五十嵐さんを取られる……)
恐怖を感じつつも、取られるという言い方が間違っているのに気づいた。
六日後に婚約解消したそのあとは、彼はフリーだ。
美玲のアプローチを和葉が止める権利はなく、黙って見守るしかできないだろう。
上品なのに早食いできるとは恐れ入る。
きれいに片づけ、ウェットティッシュでテーブルまで拭いた彼女が、体ごとこちらを向いて背筋を伸ばした。
改まってなんの話だろうと、少々身構える。
「言いにくいのだけど」
前置きしてから、はっきりとしたきれいな声で言われる。
「私、五十嵐さんを好きになりました」
「あ、う、えっ!? 本当に……?」
「ええ。金城さんの婚約者を好きになってすみません」
緑沢の件でふたりで話した時も、そのようなことを言われたと思い出した。
『ねぇ、今から五十嵐さんを好きになっても遅い?』
冗談だと言われたのでホッとしたけれど、あの時から惹かれていたのだろうか。
和葉に打ち明けるまで随分悩んだのかもしれないが、今、まっすぐな視線を向けてくる彼女から感じるのは、あとに引かないという強い決意だった。
(わざわざ私に言うということは、宣戦布告?)
最強の恋敵が現れて激しく動揺する。
同性の和葉から見ても魅力的なのだから、男性ならなおのことそう感じるだろう。
(どうしよう。五十嵐さんを取られる……)
恐怖を感じつつも、取られるという言い方が間違っているのに気づいた。
六日後に婚約解消したそのあとは、彼はフリーだ。
美玲のアプローチを和葉が止める権利はなく、黙って見守るしかできないだろう。