100日婚約なのに、俺様パイロットに容赦なく激愛されています
気分が盛り上がっている今日を逃せば催促しにくくなりそうで、『言葉にしなくてもわかるだろ』とも言われそうな気がした。
髪が完全に乾くのも待てずにドライヤーのスイッチを切り、リビングに駆け戻ると、彼がすべて片づけ終わったダイニングテーブルを拭いていた。
「もう上がったのか。俺は帰宅してシャワーを浴びたから入らないぞ」
「五十嵐さんが入ると思って急いだわけじゃないです」
それならどんな理由だと言いたげに手を止めている彼に近づき、急にもじもじする。
(すでにもう聞きにくい)
「あの、まだ言われていないんですけど……」
顔が熱いのは湯上りのせいだけではない。
告白をせがむのは三度目で、恥ずかしいからこれ以上のお預けは勘弁してほしい。
和葉がなにを求めているのかは伝わったようだが、しつこいと思ったのか呆れた目を向けられる。
「和葉が好きだ」
この上なく淡白な口調で言われ、「これでいいか?」と台無しな言葉までつけ足された。
「アッサリしすぎて告白された気がしません。やり直しです」
「俺の気持ちはわかっているだろ。信じられないのか?」
モテすぎるイケメンのくせに女心に疎いのか、言葉にする必要性がまったくわからないといった態度で眉間に皺を寄せている。
そんな顔をされたら和葉の方も眉根が寄る。
「わかっていますけど――あれ? わかるってなにを?」
「は?」
髪が完全に乾くのも待てずにドライヤーのスイッチを切り、リビングに駆け戻ると、彼がすべて片づけ終わったダイニングテーブルを拭いていた。
「もう上がったのか。俺は帰宅してシャワーを浴びたから入らないぞ」
「五十嵐さんが入ると思って急いだわけじゃないです」
それならどんな理由だと言いたげに手を止めている彼に近づき、急にもじもじする。
(すでにもう聞きにくい)
「あの、まだ言われていないんですけど……」
顔が熱いのは湯上りのせいだけではない。
告白をせがむのは三度目で、恥ずかしいからこれ以上のお預けは勘弁してほしい。
和葉がなにを求めているのかは伝わったようだが、しつこいと思ったのか呆れた目を向けられる。
「和葉が好きだ」
この上なく淡白な口調で言われ、「これでいいか?」と台無しな言葉までつけ足された。
「アッサリしすぎて告白された気がしません。やり直しです」
「俺の気持ちはわかっているだろ。信じられないのか?」
モテすぎるイケメンのくせに女心に疎いのか、言葉にする必要性がまったくわからないといった態度で眉間に皺を寄せている。
そんな顔をされたら和葉の方も眉根が寄る。
「わかっていますけど――あれ? わかるってなにを?」
「は?」