100日婚約なのに、俺様パイロットに容赦なく激愛されています
朝の電車内でしか会わないのでストーカーとまでは思わなかったのだが、ランウェイで待ち構えられていたことでその可能性を感じた。
(もしかして、ランウェイで会えると思って今朝は同じ電車に乗らなかったの? ここにいるのは絶対に偶然じゃない。来る時間を見計らい、私の好きなカクテルを先に頼んでいたくらいだもの)
いつのことかはわからないが、和葉のあとをつけてこの店を知り、こっそりと観察していた時があったのだろう。
前回来た日から一週間ほど経っており、今日あたりここへ足を運ぶと予想していたのかもしれない。
距離を縮めようという思惑を察して、隣から向けられる粘性のありそうな視線に恐怖した。
(美人なCAさんならわかるけど、私を狙う物好きがいるなんて。どうしよう。用を思い出したと言おうか)
帰りたいけれど、あからさまに避けて不機嫌にさせるのも怖い気がして、すぐに席を立てない。
昨日、なにげなくテレビで見たストーカー事件の報道を思い出し、他人事ではないと肌が粟立った。
「遠慮はいらないよ。今夜は僕の奢りだからどんどん飲んで。つまみも頼んであげる。その代わりと言ってはなんだけど、今度の日曜は予定を開けておいて」
「その日は仕事が――」
「早番が六日続いた後は夜勤で、その翌日は休みだよね。和葉さんのシフトの仕組みは理解してる。ジャンク市があるんだ。そういうの好きでしょ?」
(もしかして、ランウェイで会えると思って今朝は同じ電車に乗らなかったの? ここにいるのは絶対に偶然じゃない。来る時間を見計らい、私の好きなカクテルを先に頼んでいたくらいだもの)
いつのことかはわからないが、和葉のあとをつけてこの店を知り、こっそりと観察していた時があったのだろう。
前回来た日から一週間ほど経っており、今日あたりここへ足を運ぶと予想していたのかもしれない。
距離を縮めようという思惑を察して、隣から向けられる粘性のありそうな視線に恐怖した。
(美人なCAさんならわかるけど、私を狙う物好きがいるなんて。どうしよう。用を思い出したと言おうか)
帰りたいけれど、あからさまに避けて不機嫌にさせるのも怖い気がして、すぐに席を立てない。
昨日、なにげなくテレビで見たストーカー事件の報道を思い出し、他人事ではないと肌が粟立った。
「遠慮はいらないよ。今夜は僕の奢りだからどんどん飲んで。つまみも頼んであげる。その代わりと言ってはなんだけど、今度の日曜は予定を開けておいて」
「その日は仕事が――」
「早番が六日続いた後は夜勤で、その翌日は休みだよね。和葉さんのシフトの仕組みは理解してる。ジャンク市があるんだ。そういうの好きでしょ?」