妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
 彰史を見送ってからの一週間、円香はそわそわと落ち着かない気持ちで過ごした。

 様々な感情が円香の中を巡っている。


 彰史とこれからも一緒にいられることが嬉しくてならない。彼の帰国が待ち遠しい。

 でも、引き抜きの話を断ったことは心配だ。彼の未来に悪影響があっては申し訳ない。

 いや、むしろ今のこの現実こそが夢で、彰史は本当はもう帰ってこないのではないか? 不安でたまらない。


 そんな感情らが渦巻いて落ち着かない。

 彰史が帰国する日の今日になっても円香は落ち着かず、むしろ一層そわそわとしてしまって、朝から何も手につかない。普段なら絵を描いて過ごす時間も家の中をただうろうろとしてしまう。

 結局、最低限の家事をするだけで、他は何もせずに夕暮れ時を迎えてしまった。
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