妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
「……おい、冗談だろ? 何なんだ、その反応は。俺に愛されているとわかっていなかったのか?」
「……いや、あの、愛されてるとは感じてましたけど……でも、それは家族だからであって……」
彰史からの愛情は確かにたくさん感じていた。けれど、それは二人が婚姻関係にあるからだ。
彰史の過去の話を聞いて、彼が人一倍家族を大切にする人だと円香は知っている。円香が家族であるからこそ、愛してくれている。それ以上でも以下でもない。
そう思っていたのだが、円香のその返答に対して、彰史はどうも怒っているように見える。
「はあ? 家族だから、義務でそうしていたと言うのか? そんなわけないだろ。好きでもなければ、あんなふうに触れはしない」
「っ!? でも、愛せるかはわからないって。彰史さんが最初に……」
彰史のプロポーズを受けたとき、彼は確かにそう言っていた。『無条件に愛を求めるな』とも言っていた。そんな彼がたった一年足らずの期間で自分を好きになってくれただなんて俄には信じがたい。
「言ったな。そうれがどうした? 実際、あのときはわからなかったんだ。だが、それはイコール愛せないということではない。俺は一緒に暮らすうちに君に惹かれていったんだ。円香だってそうだろ?」
その問いには是と答えるしかない。円香も初めから彰史を好いていたわけではない。彼の人となりを知って、徐々に惹かれていったのだ。
「それは……はい」
「はあー。あれだけ親密な時間を過ごしていたんだ。どう考えたって通じ合っているとわかるだろ。まさか伝わっていないとは思わなかった」
まだ半信半疑ではあるものの、ここまで言われては認めないわけにもいかない。円香だって自分の気持ちを疑われるのは嫌だった。そのことを思い出せば、ただ謝るほかない。
「……ごめんなさい」
「いろいろ言いたいことはあるが、今はもう時間がない。帰ったら、嫌というほどわからせてやるから、覚悟しておけよ」
「えっ……」
彰史はそんな恐ろしいことを言い残して、アメリカへと旅立っていった。
「……いや、あの、愛されてるとは感じてましたけど……でも、それは家族だからであって……」
彰史からの愛情は確かにたくさん感じていた。けれど、それは二人が婚姻関係にあるからだ。
彰史の過去の話を聞いて、彼が人一倍家族を大切にする人だと円香は知っている。円香が家族であるからこそ、愛してくれている。それ以上でも以下でもない。
そう思っていたのだが、円香のその返答に対して、彰史はどうも怒っているように見える。
「はあ? 家族だから、義務でそうしていたと言うのか? そんなわけないだろ。好きでもなければ、あんなふうに触れはしない」
「っ!? でも、愛せるかはわからないって。彰史さんが最初に……」
彰史のプロポーズを受けたとき、彼は確かにそう言っていた。『無条件に愛を求めるな』とも言っていた。そんな彼がたった一年足らずの期間で自分を好きになってくれただなんて俄には信じがたい。
「言ったな。そうれがどうした? 実際、あのときはわからなかったんだ。だが、それはイコール愛せないということではない。俺は一緒に暮らすうちに君に惹かれていったんだ。円香だってそうだろ?」
その問いには是と答えるしかない。円香も初めから彰史を好いていたわけではない。彼の人となりを知って、徐々に惹かれていったのだ。
「それは……はい」
「はあー。あれだけ親密な時間を過ごしていたんだ。どう考えたって通じ合っているとわかるだろ。まさか伝わっていないとは思わなかった」
まだ半信半疑ではあるものの、ここまで言われては認めないわけにもいかない。円香だって自分の気持ちを疑われるのは嫌だった。そのことを思い出せば、ただ謝るほかない。
「……ごめんなさい」
「いろいろ言いたいことはあるが、今はもう時間がない。帰ったら、嫌というほどわからせてやるから、覚悟しておけよ」
「えっ……」
彰史はそんな恐ろしいことを言い残して、アメリカへと旅立っていった。