妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
 両親は円香の様子を気遣いつつも、さらにあとの出来事も話してくれた。

 すべてを知った両親はそれはそれは必死になって円香を探したらしい。携帯電話を置いていってしまったから、ひどく心配をかけていたようだ。

 孝之助からの連絡を受けて、両親はすぐにでも円香に会いに行こうとしていたそうだが、しばらくはそっとしておいたほうがいいだろうという孝之助の判断により、それは控えていたのだという。

 そして、円香の心情を考慮し、円香を除いた状態で、一度住ノ江家とは話し合いをしたのだと教えられた。


 朔也らの告白を受けた翌日に両家で顔を合わせ、互いに謝罪をするとともに今後について話し合ったらしい。

 それぞれの親は円香と朔也の婚約を破棄するしかないという意見で一致していたそうだが、朔也はそれにショックを受けていたという。泣いて円香と結婚したいと言ったそうだが、どちらの親も断固として認めず、朔也に婚約破棄を受け入れさせていた。

 そして、麗香のほうも当然ながら彰史との縁談は破談となっていた。


 円香はそこまでの話を聞いて、結局は朔也と麗香が結婚することになるのだろうかと思ったが、親たちはそれにも反対しているという。

 正確には、住ノ江家側は朔也に責任を取らせると言っているようだが、そもそも父も母も麗香が子供を産むことに反対しているから、結婚という責任の取り方は求めていないのだという。あの麗香に子育てができるはずはないから、堕ろすべきだという考えらしい。
< 25 / 201 >

この作品をシェア

pagetop