妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
「おい、その言い方はやめろ。資産を我が物にしたいだけの下衆と一緒にするな。俺がこの手で、月花家の眠っている資産を運用してやると言っているんだ。月花家にとってメリットのある話だ。資産目当てとは言わせない」
「すみません……言葉が過ぎました」
「わかればいい」
「……ですが、それならあなたにとってのメリットは?」
「投資家としての実力を示せる。それが最大のメリットだ。それに我が社の新規事業にとっても益のある話だからな。ビジネスにおいてWin-Winの関係だ」
「ビジネス……」
とてもしっくりくる表現だ。この男に色恋の話は似合わない。清々しいくらいわかりやすい理由に、初めに感じた怒りもどこかへ消え去る。
「そうだ。俺としてはビジネスとしての関係で十分なんだ。だが、孝之助さんから月花家の人間でないと任せられないと言われた。向こうから持ちかけてきた話だというのに。難題を突き付けられてしまった。だがまあ、結婚もビジネス契約だと思えば済む話だ。だから、婿入りすることを決めたんだよ」
彰史の言い方から、資産云々の話は孝之助が望んでいるものなのだとわかる。信頼を担保するために月花家に入る条件を付したのだろう。
「すみません……言葉が過ぎました」
「わかればいい」
「……ですが、それならあなたにとってのメリットは?」
「投資家としての実力を示せる。それが最大のメリットだ。それに我が社の新規事業にとっても益のある話だからな。ビジネスにおいてWin-Winの関係だ」
「ビジネス……」
とてもしっくりくる表現だ。この男に色恋の話は似合わない。清々しいくらいわかりやすい理由に、初めに感じた怒りもどこかへ消え去る。
「そうだ。俺としてはビジネスとしての関係で十分なんだ。だが、孝之助さんから月花家の人間でないと任せられないと言われた。向こうから持ちかけてきた話だというのに。難題を突き付けられてしまった。だがまあ、結婚もビジネス契約だと思えば済む話だ。だから、婿入りすることを決めたんだよ」
彰史の言い方から、資産云々の話は孝之助が望んでいるものなのだとわかる。信頼を担保するために月花家に入る条件を付したのだろう。