妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
「まあどちらでもいい。俺が欲しいのは月花家の婿という肩書きだ。だからあの女との結婚が破談になった今、俺に取れる選択肢は君との結婚だけなんだ」
その言葉で円香はようやくこの状況を理解する。彰史が麗香と婚約したのも、きっとその肩書きが必要だったからなのだろう。だから、相手が円香に変わっても、この男には何の問題もないわけだ。
だが、その肩書きを欲しがる理由には疑問が残る。月花家の跡取りになれるわけでもないのに、その肩書きに意味があるとは思えなかった。
「肩書き? ……どうしてその肩書きが?」
「それが条件だからな。月花家の資産を管理するための」
「……資産目当て」
あまりにも明け透けな彰史の物言いに、その言葉が勝手に口をついて出る。音にするはずのなかった言葉が耳に届いて、円香は動揺するが、彰史がこれくらいの言葉を気に留めるはずもないとすぐに思い直した。また淡々と必要なことだけを返してくるであろうと。
けれど、予想に反して、彰史は意外にも感情を乗せた言葉を放ってくる。
その言葉で円香はようやくこの状況を理解する。彰史が麗香と婚約したのも、きっとその肩書きが必要だったからなのだろう。だから、相手が円香に変わっても、この男には何の問題もないわけだ。
だが、その肩書きを欲しがる理由には疑問が残る。月花家の跡取りになれるわけでもないのに、その肩書きに意味があるとは思えなかった。
「肩書き? ……どうしてその肩書きが?」
「それが条件だからな。月花家の資産を管理するための」
「……資産目当て」
あまりにも明け透けな彰史の物言いに、その言葉が勝手に口をついて出る。音にするはずのなかった言葉が耳に届いて、円香は動揺するが、彰史がこれくらいの言葉を気に留めるはずもないとすぐに思い直した。また淡々と必要なことだけを返してくるであろうと。
けれど、予想に反して、彰史は意外にも感情を乗せた言葉を放ってくる。