「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~
 そう思ったエレオノールの耳に、あまり聞きたくない単語が飛び込む。

「なんていう家門だったかな。ラファ……ラファイエット……ラフィリット……」

「肝心なところを忘れてるんじゃどうしようもないわね。まあでも、その名前の貴族には気をつけましょう。礼儀を知らないようだし」

 もう眠っている場合ではなかった。

 エレオノールは鼓動が速くなるのを感じながら、ひと言も聞き逃すまいと背筋を伸ばす。

(いつの話なんだろう。パーティーでの会話がここまで広まるとは思えないし、私の知らないところで改めてそういう話があったということ……?)

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