「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~
死の森の奥地にテレーの墓はないし、エルフたちが住んでいた痕跡も燃やされてしまっている。
それでもエレオノールは、かつて初めての幸せを知った場所にジークを連れて行きたかった。
「生きていれば素敵なことに出会えるって本当ですね。あなたに出会えました。幼い頃、本当に死んでしまわなくてよかったです」
「ああ。生きていてくれてありがとう。おかげでこんな幸せを手に入れられた」
ベッドになだれ込んで口づけを繰り返すと、絹のシーツが擦れて音を立てる。
エレオノールは自分を見下ろすジークハルトの頬に触れ、恥ずかしそうに微笑んだ。