【完結】スキャンダラスな愛され契約~危険な魅力の幼馴染の愛は重い~
「……言っておくが、全部あなたの思い通りになるとは思わないことだな」

 そこには、零一くんがいた。彼はスマホをタップして、一つのネットニュースを選ぶ。

「……は?」
「言っておくが、これは誰が関与したことでもない。……あなたの日ごろの行動が招いたことだ」

 零一くんの言葉の意味がわからなくて、私はぽかんとする。

 自然と彼のスマホのほうに近づいて、ネットニュースの見出しを見た。

 そこには――。

「……細美 逢彩が実家の権力を使って役を得ているって」

 私が、ぽつりとその見出しを読む。

「あなたは実家の権力を持って、やりたい放題だったようだな。……誰がリークをしたか知らないが、あなたの家でももみ消せなかったようだ」

 零一くんの言葉を聞いて、細美さんがその場に崩れ落ちる。

 小さく「嘘、どうして……」と言葉を零していた。

 その姿は、弱々しい。先ほどまで、私に怒りを見せていた人と同一人物だとは思えなかった。
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