出会った彼は

「バーにいたのも、コテージにいたのも芽依ちゃんだって聞いた時は驚いたな~。」


雅くんはおかしそうに話していた。

「でもメンバーみんな、応援してるから。涼太のことよろしくね。」


メンバーみんなと言ってくれた雅くん。その言葉が聞けただけで少し安心する。

「はい。こちらこそ、よろしくお願いします。」


「今度みんなでごはん会しよ!」

「勝手に決めんなよ。」

「はいはい、涼ちゃんは芽依ちゃんの事独り占めしたいのね~。」


そう言って、涼太くんを軽くあしらう雅くん。本当に、仲が良いんだな。

「じゃあ僕そろそろ帰るね!芽依ちゃん、またね!」


嵐のように来て、嵐のように去っていく雅くん。

雅くんが帰ったリビングはシンと静まり返っていた。


まだ少し拗ねていそうな涼太くんにちょっかいを掛ける。

「ねえねえ、機嫌治してよ。」
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