出会った彼は
未だに少しムッとした表情の涼太くんはこっちを見ない。
「涼太くん?涼ちゃん?涼太~」
つい、調子に乗って色々な呼び方をしてツンツンとつついていると。
いきなり目の前が反転して、前には涼太くんと天井。
ソファに押し倒されていると気が付くのにそう時間はかからなかった。
「煽ってる?」
「そんなつもりは―――」
ないと言おうとした言葉は、涼太くんからのキスで飲み込まれてしまった。
どんどん深くなっていくキスに、息が持たなくなってしまう。
「ちょ…。りょ…たく…ん…」
苦しくて涼太くんの胸をトントンと叩くと離れる涼太くん。
「ごめん。久しぶりに会ったのに、雅と楽しそうに話してたから。」
瞳を揺らしながら、そう呟いた涼太くん。
「こっちこそ、気づかなくてごめん。でも涼太くんのこと聞く機会あんまりないから。嬉しくてつい…。」