出会った彼は

映画の終盤、綺麗な瞳からつぅっと涙がつたっていた。その横顔がとても綺麗。


「めっちゃ面白かった。初めて見たけど、感動するね。」

「でしょ?何回見ても、あのシーンは泣ける。」


お互い、目を赤くしながら映画の感想を言う。


ごはんを食べて、もう1本映画を見る。


映画を見ている間、2人とも集中しすぎて会話はほぼなかった。


でも、こんな時間がたまらなく幸せ。

映画が終わると、すっかり夜になっていた。


「涼太くん、明日仕事だよね。何時?」

「えっと、明日は10:00入り。」


スマホを見ながら涼太くんが答える。

「じゃあそろそろ帰ろうかな。」

「え、明日なんかあるの?今日泊まって行かないの…?」
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