出会った彼は
私が着ているのを見て嬉しそうにニコニコ笑う。
「髪乾かす?」
涼太くんがまだ濡れている私の髪を触って言う。
「ううん、自分で出来る。涼太くんもお風呂入っておいでよ。」
「わかった。」
私の頭をポンとして、涼太くんはお風呂場へ向かった。
涼太くんが見ていたテレビを何気なく見ていたけれど、面白くてつい見入ってしまう。
「あ、芽依ちゃん髪乾かしてって言ったのにまだ乾かしてなかったの?」
後ろから来た涼太くんにも気づかなかった。
「あ、テレビがおもしろくてつい…。でももう乾いたから大丈夫。」
「まだ濡れてる!ダメだよ、ほらこっちおいで!」
ソファをポンポンしながら自分の前に来いと言っている涼太くん。