出会った彼は

どこまでも可愛いし、色々と考えてくれたんだろうな。ありがたい。

「うん、ありがとう。」

「芽依は年末年始何してたの?彼とは会ってた?」


気にしてくれているのか、外では涼太くんのことを彼と呼ぶ美沙。

「うん。年末年始はあっちの家で過ごしてたかな。まああっち仕事だから日中はほぼ一人だったけど。」

「そうだったんだ!じゃあ電話でもすればよかったな~。私も旅行した後は浩介、実家に帰ってて暇だったの。」

「あ、じゃあ私も連絡すればよかった。」


てっきり美沙はずっと有村くんと一緒に居るのかと思っていたから、連絡は控えていた。


「彼とは何してたの?」

「ん~、これといって何も?映画見たりごはん食べたりしてただけ。」

「そっか~、でも一緒に過ごせるだけでも幸せだよね」

うんうんと頷きながら定食を食べる。


お互いの近況を報告し合って、午後の仕事に向かう。

なんとかその日を乗り切って、定時上がりで駅に向かう。
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