出会った彼は
最寄りの駅について、コンビニに寄ろうか、それともスーパーに寄ろうかと考えていた時。
「芽依」
後ろから声を掛けられる。
帰宅ラッシュで人ごみの中、私に声を掛けた人物を探す。
「え…。」
そこにいたのは想だった。
「何でここにいるの。」
「友だちにこの辺住んでるって聞いて。」
私が今ここに住んでいることはあまり話していないはずなのに。誰に聞いたんだろうか。
「ちょっと話したいことあるんだけど、いい?」
「私は何も話すことはない。」
「まあまあそう言うなって。この間一緒に居た人。芸能人でしょ?付いてきてくれたらなんも言わねえから。」
「は?」