❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
「あのう、あの極道の男性は、私とどのような関係なんでしょうか」

「あの方は我妻組の若頭、我妻力也さんです」

「我妻力也」

「あなたは我妻ひとみさんです」

「えっ」

「あなたは我妻力也さんとご夫婦なんですよ」

ひとみは唖然とした。

そして、先生は続けた。

「ひとみさんのお腹には我妻さんとのお子さんがいます」

ひとみは戸惑いを見せた。

「ひとみさんは妊婦さんですから、行動に十分気をつけてください」

「はい、わかりました」

ひとみは自分のお腹に手を当ててにっこり微笑んだ。

一方、力也は途方に暮れていた。

(俺はどうしたらいいんだ)

自然とひとみの病室に足が向いていた。

その時、力也はトイレに行ったひとみを廊下で見かけた。

「ひとみ」

思わず声をかけたが、その後どうすればいいかわからない。

力也の呼びかけに自分のことだとは気づかず、そのまま歩いていた。

力也はひとみに駆け寄って、前に進み出た。

ひとみは身体がビクッとした。

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