強引社長は才色兼備のOLにご執心 ~そのキス、どういうつもりですか?~
予想外の事実発覚だ。自信満々のモテ男にそんな一面があったなんて。でも、少なくとも私は社長と出会ってからそんな場面を見たことがない。もしかして、微熱程度だからって熱が出ても隠してたの?周りの誰にも知らせず、普通に仕事をしてたってこと?
桐谷部長も、社長が熱が出やすいなんて知らなそうだった。

知ってしまったからには、社長との関係が妙だからとか気にしている場合ではないだろう。第一、こんな様子の社長が何かしてくるとは思えない。追い出されないし、社長の弱いところを知ってしまった以上、とことん世話を焼かせてもらいますよ。

「分かりました。 だったらまずはちゃんとベッドに行きましょう。私が来るまでもそうやって寝落ちしてたんでしょう?そんなんじゃ治るもんも治りませんよ」

ぐしゃぐしゃっと丸まって床に落ちてるブランケットに、投げ出された通勤用のカバン
社長がここで力尽きた残骸がしっかりある。私はそれらを畳んで避けて、社長が身を起こすのを手伝った。
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