『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~
『……入らないね』

『そうだな……『制限』してても、こんなに入らないとは』


『念話』で話しながら、ひたすらに玉を投げる。

右に……あ、行きすぎた。

次は左に……よし、入った。

もう一回……あ、今度は低くなった。

そう何回か調整して、少しずつ入るようになってきた頃。

蒼が『念話』で話しかけてくる。


『……そろそろ休憩しようか』

『そうだね……流石にちょっと疲れたよ』


体力はあるけど、『制限』してバレないように気を使いながら玉を投げ続けるのは……流石に疲れる。

私と蒼は、ちょっと急ぎめに休憩場所に向かった。


『ふぅ……』

『……本当に『制限』するのってめんどくさいよな』

『そうだね……でも、やらないとバレるし、仕方ないよ』


話しかけてきた蒼に、返事をする。

……でも、こんなに『制限』しないといけないんだったら、やっぱりもっと普通めの見た目が良かったなぁ。

普通だったら、もうちょっと自由に運動できそうだし……

そんなことを考えながら、私はのんびりと休憩していた。




◇◆◇
< 121 / 143 >

この作品をシェア

pagetop