【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
「店長、お先です!」
「おう、お疲れ。明日も頼むな~」
紺色の作務衣から私服に着替えた青年が、トオルくんに頭を下げていく。
そちらを振り返ったトオルくんが、カウンター席で隣に座っている私を、ふたたび見やった。
「佐木さん、なんか食う?」
「ううん、時間的に遅いし……」
年代物を思わせる大きな柱時計の針は、午前零時半を少し回っていた。
神紋は基本的に、午前零時で閉店するらしい。
もともと小料理屋から展開してきたことからか、料理が尽きればそこでオーダーストップするのが、このお店の経営方針だという。
「親父が死んだからって、
『ハイ、継ぎました~あんたら用済みね~』
って、ワケにもいかねぇし。
今までの経営陣から、
『よそ行ってた人間が、クチだすんじゃねーよ』
って、思われるのもシャクだし?
現場全部見てから文句言うわ───ってな名目で、お袋からは逃げたんだけど。
……つか、マジで経営とかオレ向いてないと思うんだよね。
お袋がトップ立ちゃあいいのにって思うよ。
実質的には、親父が生きてた時からそうだったんだしさぁ」
などと。
トオルくんから店長をやっている経緯を、先ほど教えてもらったばかりだ。
「───んなコト言わずに、茶漬けくらい付き合ってよ」
「おう、お疲れ。明日も頼むな~」
紺色の作務衣から私服に着替えた青年が、トオルくんに頭を下げていく。
そちらを振り返ったトオルくんが、カウンター席で隣に座っている私を、ふたたび見やった。
「佐木さん、なんか食う?」
「ううん、時間的に遅いし……」
年代物を思わせる大きな柱時計の針は、午前零時半を少し回っていた。
神紋は基本的に、午前零時で閉店するらしい。
もともと小料理屋から展開してきたことからか、料理が尽きればそこでオーダーストップするのが、このお店の経営方針だという。
「親父が死んだからって、
『ハイ、継ぎました~あんたら用済みね~』
って、ワケにもいかねぇし。
今までの経営陣から、
『よそ行ってた人間が、クチだすんじゃねーよ』
って、思われるのもシャクだし?
現場全部見てから文句言うわ───ってな名目で、お袋からは逃げたんだけど。
……つか、マジで経営とかオレ向いてないと思うんだよね。
お袋がトップ立ちゃあいいのにって思うよ。
実質的には、親父が生きてた時からそうだったんだしさぁ」
などと。
トオルくんから店長をやっている経緯を、先ほど教えてもらったばかりだ。
「───んなコト言わずに、茶漬けくらい付き合ってよ」