【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
反抗期のガキみたいな?
文句は人一倍で、人の気持ちは汲み取れねぇくせに、自分の気持ちは解って欲しいってゆーかさ」
「ああ……うん、確かに」
「オレは、こいつキャラ変わって調子狂うじゃねーか、で、済む話だけどさ。
佐木さんからしたら、
『こんなのアタシが好きな大地じゃなーいッ』
とかなっても、おかしくないなと思ったよ」
どこか済まなそうに、トオルくんが苦笑いを浮かべる。
大地を幼い頃から見てきたトオルくんにしてみたら、大地がそうであったように、彼にとっても大地は『かけがえのない弟』的存在なのだろう。
だからこそ、大地の豹変にとまどっている私に、こんな表情を見せるのかもしれない。
そう思ったら、なんだか私のほうが、申し訳ない気分になってきた。
「───いまの大地も、まぎれもなく『大地』なんだって、トオルくんが前に言ってたこと……それは、その通りだと思う。
だけど私は……いまの大地に、恋愛感情をもてないって、気づいてしまったのよ。
私は以前の、馬鹿みたいに人に気を遣い過ぎる大地が……自分の気持ちを殺してまで他人を思いやれる大地が、好きだから」
どんな大地でも好きだと言えない自分を、ずっと恥じていた。
だけど……感情は思うようにはならないもので。
いまの大地を『本当に好き』だと想えない私がいるのも、事実だった。
文句は人一倍で、人の気持ちは汲み取れねぇくせに、自分の気持ちは解って欲しいってゆーかさ」
「ああ……うん、確かに」
「オレは、こいつキャラ変わって調子狂うじゃねーか、で、済む話だけどさ。
佐木さんからしたら、
『こんなのアタシが好きな大地じゃなーいッ』
とかなっても、おかしくないなと思ったよ」
どこか済まなそうに、トオルくんが苦笑いを浮かべる。
大地を幼い頃から見てきたトオルくんにしてみたら、大地がそうであったように、彼にとっても大地は『かけがえのない弟』的存在なのだろう。
だからこそ、大地の豹変にとまどっている私に、こんな表情を見せるのかもしれない。
そう思ったら、なんだか私のほうが、申し訳ない気分になってきた。
「───いまの大地も、まぎれもなく『大地』なんだって、トオルくんが前に言ってたこと……それは、その通りだと思う。
だけど私は……いまの大地に、恋愛感情をもてないって、気づいてしまったのよ。
私は以前の、馬鹿みたいに人に気を遣い過ぎる大地が……自分の気持ちを殺してまで他人を思いやれる大地が、好きだから」
どんな大地でも好きだと言えない自分を、ずっと恥じていた。
だけど……感情は思うようにはならないもので。
いまの大地を『本当に好き』だと想えない私がいるのも、事実だった。