海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜



それからすぐに、悪阻という、毎日が二日酔いのような日々が続いた。


人によるみたいだが、どうやら私は悪阻がひどいタイプの人間だったらしく、食べ物を全く受け付けない身体になってしまった。



その為、検診の際に体重が減りすぎていることを指摘され、二週間入院することになり・・・正直精神的にもかなり辛い期間を過ごすことになった。



その間の仕事は、吉岡が上手くカバーしてくれたおかげで、退院した後もスムーズに働けることが出来た。



そして七月になり、無事に安定期を迎えた頃にはお腹も少し目立つようになって来て、お客様にも見た目でバレるようになった。



「萩花、来月27日だったよな?お前の友達の命日・・・今年もそこは休むんだろ?」



シフトの調整をしていた吉岡に声を掛けられ、私はとんでもないことに気がついた



──…あの後、連絡返してないっ!


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