海が凪いだら迎えに来てね〜元カレ海上保安官に極秘出産が見つかるまでの軌跡〜
その後すぐに先程のグループトークに、、
洋【萩花参加するって〜!って事で、今年も萩花んちで決まりなっ!以上っ!】
っと洋平からのメッセージが入っていて、ふざけるなっと思いながらもすぐに返信する気になれず、とりあえずトーク画面を閉じてスマホを伏せた。
ーー・・・凪砂、どうしてるかな?
異動するとは言ってたけど、結局どこになったのか知らないし、本当に優花の命日に来るのかも分からない。
ただ一つ言えるのは、、この先凪砂はもちろん、他のメンバーに鉢合わせることは絶対に避けたい
どんどん大きくなるお腹を隠すことは不可能だし、付き合っていたことを知られていたとなると、凪砂以外の人との子どもを授かったと言うのは、すぐに嘘だとバレてしまうだろう。
「──…凪砂、、パパ、お父さん」
そっとお腹に手を置いて、凪砂の名前を声に出してみると、自然と【父親】を連想させるような言葉が続いた。
「ねぇ、聞こえる?キミのパパの名前は凪砂《なずな》っていうんだよ。パパのお仕事は海上保安官っていって・・・海の上でみんなの事を守ってる、凄い人なんだよ?」
誰もいない部屋、一人お腹の中にいる子に向かって語りかける時間は、とても幸せな時間だった。
私とこの子だけの秘密・・・一緒には居られないけど、凪砂は私たちにとって大切な家族ということに変わりない。
「─…私が、守る」
だから絶対に私が守ってみせるんだ