【リレーヒューマンドラマ】佐伯達男のおへんろさん

(一問一答・8)

ここでは、プロ野球の審判のお仕事のことについての質問にお答えします。

『プロ野球の審判のお仕事は、終身雇用ですか?』

プロ野球の審判のお仕事は、終身雇用ではありません。

契約期間は、複数年ではありません。

契約の更新をする際には、査定があるのですぐに更新はできません。

査定資料を元にして、来年もプロ野球の審判をお願いできるのかどうかを判断します。

『それじゃあ…見込みがなければクビ?』

残念ながら…そう言うことになります。

『プロ野球の審判をやめて行く原因は?』

多くの人は、体調不良を理由にやめて行きます。

脳卒中や心筋梗塞などの三大成人病にかかった…

中には、40前や40代で亡くなった人もいるなど…

深刻です。

『プロ野球の審判のお給料は?』

残念ながら、くわしい資料がないのではっきりとした金額を申し上げることはできません。

ですが、非正規雇用で低賃金であると言うことはしるしておきます。

『それじゃあ…やっぱり…3Kのお仕事でしょうか?』

そう言うことになります。

『では、しげみちさんはどうしてプロ野球の審判になったの?』

しげみちさんの両親が野球にかかわる仕事についてほしいと強く希望していた…両親のエゴが強かったので、両親が敷いたレールから外れることが出来ませんでした。

『しげみちさんの両親はたくさん借金していたのに…しげみちさんは、どうやって埼玉の私立高校に行ったの?』

奨学金を申請して、奨学金で学費を払っていた…でしょうか…

『どうして野球部の練習をさせてもらえなかったのですか?』

しげみちさんは、リトルリーグ在籍中にレギュラーになれませんでした。

中学と私立高校の野球部では、雑用ばかりさせられた…

…のでレギュラーになれませんでした。

『しげみちさんは、ギャラクシー石油の野球部も入れませんでしたね…』

面接官が単にめんどくさかったことが原因でしげみちさんは面接を受けることができなかった…

他にも、なんらかの理由があったと思います。

『しげみちさんは、すごくつらかったのですね…ぼくも、リトルリーグから野球をしていましたが、すごくつまらなかった…どうして?』

そうですね…

ひとつ言えることは、どんな習い事でも、楽しんでやればいいのです。

例えば、ピアノのレッスンや英会話や陶芸などの文化面でも言えます。

どんな習い事でも、継続は大事です。

継続をすれば、自然と力が身につきます。

全体10で楽しんでやれば、8〜9はできるようになる…

けれど、イヤイヤな気持ちだと10のうち2つか3つしかできない…

と言うことになります。

『そうですね…楽しんでやればいいですね。』

はい、その通りです。

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