もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
「玲伊さん?」
「優ちゃん……可愛すぎるって。それ、ちょっと反則」
玲伊さんは聞こえないほど小さな声でぼそぼそっと呟いた。
「えっ?」
わたしが首をかしげて聞き返すと、今度は普通の声で言った。
「わかったよ。じゃあハグはなしにする。また寝不足になっても困るしな」
それから、わたしの頭に手をのせて、ぽんぽんと軽く叩いた。
「じゃあな。おやすみ」
「はい。おやすみなさい」
玲伊さん、ハグを嫌がったりして、気を悪くしたかな。
でも、もうしたくなかったから。
大好きな人と挨拶だけのハグなんて。
それに……
玲伊さんには、あんなに綺麗ですてきな彼女がいるのに。