もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
 廊下の向かい側にあるシャワーを借りて、部屋に戻ると、玲伊さんはスウェットパンツを履いただけの姿でヘッドボードに背を預けていた。

 その姿があまりにも(なま)めかしくて、心臓が小鳥のそれのように、早鐘を打ち始める。

 「おいで、優紀」
 そばにいくと彼はベッドを降りて、わたしを両腕で包み込んだ。
 そして、髪を優しく撫でながら囁く。

 「もう本当に怖くない?」
 「はい……」

  素直に頷くと、彼はわたしの顔を覗き込み、慈しむように頬を撫でて囁いた。

 「心配しないでいい。優紀が嫌がることは絶対にしないよ。愛し合うことがどれだけ素晴らしいことか、今からゆっくり教えてあげるからね」

 「素晴らしいこと?」
 「ああ、そうだよ」

 彼はわたしをベッドの縁に座らせると、真横に腰を下ろし、後ろから手を回して、わたしのパジャマのボタンをゆっくり外しはじめた。

 ひとつ外されるたびに、胸の鼓動が高鳴ってゆく。

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