このままずっと甘い夜を 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
というのも、噂によると名取くんのお見合いも兼ねたパーティーなのだとか。


そのため、将来のナトリホールディングス社長の妻にと、愛理さんは気合が入っていた。


わたしは家族ではないし、当然家で留守番だと思っていた。

それに名取くんとも顔を合わせることになるかもしれないから、そもそもパーティーになんて行きたくなかった。


――ところが。


「ねぇ、パパ!“家族”も招かれてるのなら、澪さんもいっしょでもいいんでしょ?」


愛理さんの突然の発言で、話が思っても寄らない方向へと向いた。


「い…いえ、わたしは――」

「遠慮することないじゃない〜!澪さんだって、家族であることに変わりはないんだからっ」


ということで、今日のパーティーに出席することになってしまったわたし。


パーティーに着ていくような服もないとも言ったのに、自分のドレスを貸すからと愛理さんに言われ――。
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