このままずっと甘い夜を 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
シャンパンをひと口。


「…えっと。思わず足止めしたけど、もしかして…澪って結婚してたりする?」

「し…、してないよ!そんな…」

「…よかった〜。あ、でも…さすがに彼氏はいるよな?俺と2人でいて、怒ったりしないかな」

「彼氏だって…いないよ」

「そうなの?7年たってさらにきれいになってるっていうのに、男が放ってはおかないだろ」

「…そんなことないよ。だって、名取くんと違ってわたしはなにひとつ変わってないんだから…」


…本当は、ここで名取くんの隣にいるだけで恥ずかしいのに。

今だって名取くんは、わたしにはまぶしすぎるくらい。


「そういえば、澪って今なにしてるの?富士川電機の社長のご家族といっしょだったよな?」

「…う、うん。あれは――」


名取くんは、高校時代のわたしのすべてを知ってくれているからか、今の現状やこれまでのことを話すのにそれほど抵抗はなかった。
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