このままずっと甘い夜を 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
「どうして…それをっ…」


名取くんと付き合っていることは、学校にも秘密にしているのに。


わたしの反応を見て、お母さんはニヤリと笑う。


「お願いがあるんだけどさ〜。そのカレシから、お金借りてきてくれない?」


その言葉に、わたしは耳を疑った。


「…なっ、なに言ってるの…!」


娘の彼氏からお金を借りるつもり…?


軽蔑した。

自分の母親が、ここまで落ちぶれた人間だったなんて。


しかもお母さんは、わたしが名取くんと2人でいるところにまで現れるように。


それに学校では、名取くんがわたしと付き合っているという噂も流れ始めた。


「…えっ。なんで名取くんと小坂さんが…?」

「いや、絶対嘘でしょ。名取くんがそんなシュミ悪いわけないじゃん」


学校でも、お母さんのことでも…名取くんに迷惑をかけてしまう。
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