離婚前提婚~冷徹ドクターが予想外に溺愛してきます~
二週間後。

病棟は今日も忙しかった。

特別室には、安藤さんとは別の患者さんが入院している。

みんなも私も看護に専念できるようになり、とても快適になった。

そして今日は、少し遅れた私の歓迎会を病棟のみんなが催してくれた。

そしてそして。

「では、槇さんようこそ循環器外科へ! そして、ご結婚おめでとうございます!」

とあるレストランで、師長がグラスを片手に音頭を取る。

白いテーブルクロスがかかったテーブルに、六人ずつ座っている。

「かんぱーい」

私は隣に座った圭吾さんとグラスを合わせた。

同じテーブルには千葉くんと師長、主任さんふたりがいる。

「俺まで呼んでもらってよかったんですか」

圭吾さんが料理をつまむ師長に尋ねる。

病棟の飲み会は、基本看護師だけで行う。

新人の歓迎会や忘年会は科の先生や病棟薬剤師、オペ室の看護師なども呼んで大勢になるが、今日はいない。

「先生は今日の主役じゃないですか」

千葉くんが早速グラスを空けて上機嫌になっている。

< 208 / 246 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop