冷酷な御曹司に一途な愛を注ぎ込まれて
私は正社員として働かせてもらっているけど、川本くんはただのアルバイトだ。そんな子に買ってもらうのは、さすがに私のプライドが許さない。
「大丈夫ですよ、もうすぐ給料日ですし。それに早くしないと、あの冷酷社長に何を言われるか分かったもんじゃないですよ」
ほらほら、と、急かされた為に試着室で試着した私達は、着たまま洋服をお買い上げし川本くんと一緒にお店まで走る。
給料日になったらすぐ川本くんに建て替えてもらっている洋服代とお礼程度に飲み物でも買おう。
自分のダメさに反省しながら店内へと戻ると、橘さんと原口さんが金庫から釣り銭の準備をしてくれていた。