冷酷な御曹司に一途な愛を注ぎ込まれて


「はい……」

「俺も今日は早く上がる予定だったから一緒に帰るぞ」


 言葉通り残業せずに、橘さんと早出の時間帯で一緒に上がる。


 駐車場に着き大きめな黒い車の前に立った橘さんは、「助手席に乗って」と、車に乗るように促した。言われた通り助手席に乗り、後ろに視線を移すと、五人ほど乗れそうな奥行きだ。


 車に詳しくないけれど橘さんの車だ。絶対高い。


 橘さんに連れられるまま着いた場所はショッピングモールだった。

 誰もが知る高級感漂うお高めなインテリアショップに橘さんの後を追うように入る。


 私もショッピングモールに来たら絶対ここのショップには立ち寄るけれど、値段の高さから見ていただけで購入はしたことがなかった。


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