雅くんはどこまでも追いかけてくる
「むり!心臓バクバクだから!」

相澤くんは不満そうな顔をしていた。

「わ、わたし!教室戻る!」

このまま相澤くんといたら相澤くんの世界に飲み込まれそう…一刻も早くこの教室からでなければ!

すると、バシッと手を掴まれた。


「帰り一緒に帰ろ」

なんて、私の耳元で言う相澤くん

ひえっ!ー


私はすぐに手で耳を押さえ、

「…帰りません!!」

そう言って、走って教室まで戻った。


心臓がどくどくして顔が赤くて、、



「三羽ちゃん!!好きって何!」

「…急に呼び出したと思えば、何そのくだらない質問」

「…くだらなくないもん」


私の部屋なんかよりも女子力がある三羽ちゃんの部屋。


小学校での登校班が同じ、仲良くなった、一個上の三羽ちゃん。

三羽ちゃんは、私とは違う高校だけど、今もまだ、仲がいい。
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