彼は『溺愛』という鎖に繋いだ彼女を公私ともに囲い込む【episode.2】
「わかります。よーくわかります。結構、機嫌の悪い役員に怒られたり、取引の内容も知らないのに責められたり……」
「そうでしょうね。そういったことをやってあげるんです。秘書は楽になります。それ以外の仕事も多いですからね」
「いいですね。ミツハシフードサービスにはそういう部署ありません」
「この部署については、男性秘書室だと思っている人が大半です。あまり重要事項を扱っていると知られるのはマイナスなんです。だから配属されたものと担当役員ぐらいしか本質は知りません」
「なるほど。ご苦労が多いんですね」
「でもやりがいはありますよ。秘書は女性にさせているので企画室は男性ばかりです。あなたは逆ハーレム状態ですよ」
真面目な顔して面白いこという人だな。
「そんな重要なところに……私が入って大丈夫なんですか?」