僕らは今日死んだので、これから先は天国です
翌日、僕は早くに準備を済ませて、家を出ていた。

自分に釣り合っていない気がして、いつもはあまり着ない格好良い服をクローゼットから引っ張り出し、お気に入りの靴を履いている。
 
目的地は、気になっていた苺のパフェのお店。

実は、僕は甘いものが大好きだ。

しかし、可愛いお店なので、一人で行くことに気後れしていた。

一葉は僕の恩人で、きっとお礼をどれだけ言っても足りない。

それでも今僕が出来ることは、一葉がくれたこの天国というあまりに不思議な時間を、一葉がいない時でもちゃんと楽しむことだろう。
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