僕らは今日死んだので、これから先は天国です
目的のお店に着くと、想像よりも可愛い店内だった。

女の子ばかりで、みんな楽しそうに過ごしている。

「見て……!男の子が一人で来てるよ。可愛い〜」

二人組の女の子達が小声でそう言っているのが聞こえたが、気にしない。

だって僕はもう死んでいるはずで、もうこの時間はただのプラスアルファなんだから。

それでも不思議なもので、すぐにその女の子達もパフェを美味しそうに食べている。

「そっか。みんな、自分の時間を楽しむことに全力なんだ……」

あーあ、今まで人目を気にして、好きな場所に行けなかったのが馬鹿みたいだ。

世界なんて、楽しんだもの勝ちだったはずなのに。

そんなことを考えていると、店員さんがパフェを持ってきてくれる。
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