僕らは今日死んだので、これから先は天国です
男の子のお母さんが慌てて、僕に謝る。

「本当にすみません!弁償させて下さい」

「いえいえ、これくらい全然大丈夫ですよ。それに洗えば落ちそうなので」

「せめて、クリーニング代だけでも……!」

「本当に大丈夫ですよ」

お母さんは申し訳なさそうに頭を下げた後、男の子に話しかける。

「ほら、晴斗《はると》も謝って」
 
男の子も涙目で僕に「ごめんなさい……!」と謝ってくれた。
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