ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「まず、ボウルに卵を割り入れます。そこに砂糖を加えてよく混ぜて、牛乳も入れます。デザートにするならバニラで香りをつけても美味しいのですが、今朝は薔薇の香りやしょっぱいおかずを引き立てるため、あえて使いません」

 子猫の説明を聞きながら、料理人たちも真似をして卵液を作っていく。王宮で働くだけあって皆一流の腕を持つため、初めての料理も難なくこなしていく。子猫の強い味方なのだ。

「できた卵液にパンを浸して、これをバターを引いたフライパンで焼きます。表面はさっくり、中は柔らかくなるように仕上げます。焼き上がったら薔薇のジャムを添えます」

「なるほど」

 料理人たちは真剣な目で子猫の料理を見守った。エリナは甘いフレンチトーストのフライパンを任せると、ベーコンを手早く焼いた。

「で、こっちの薄く切って卵液に浸したパンの間には、焼いた薄切りベーコンとチーズを挟んでから焼くんですよ」

 サンドイッチを作るように焼いたベーコンとチーズを挟み、子猫は黄金色の溶かしバターの中にパンを並べた。

「両面をじっくりと焼いて、焼き色がついたら出来上がりです」

 焼けたパンを取り出したエリナは、さくっと包丁を入れた。断面からは美味しそうにとろけたチーズが溢れて、なんとも美味しそうな香りが漂う。
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