ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 仕事を終えたルディが迎えに来る頃には、パーティーの段取りも進み、王家のメンバーに充分可愛がられて、エリナの気持ちも落ち着いていた。まだ幼い子猫が健やかに成長するには、大人の愛情をたっぷりと受けとる必要があるのだ。

「ギルおじいちゃん、絶対絶対長生きしてにゃん!」

 別れ際に子猫に抱きつかれたギルバートは、嬉しそうに笑み崩れながら「よしよし、もう勘弁してくれと言われるほど長生きするから、安心するのじゃぞ」と力強く子猫を高い高いした。

「パーティーも楽しみにしておるぞ。料理の打ち合わせにまたやって来るのじゃろう?」

「はい、猫の尻尾の形のおやつも作ってみようと思うんです。おじいちゃん、味見してにゃん」

「このギルバート、全力で味見しようぞ!」

「うにゃあん」

 子猫が甘え鳴きをすると、ギルバートはちぎらんばかりに尻尾を振りながら「幸せじゃのう、こんなに可愛らしい子猫の孫と触れ合えて、おじいちゃん冥利に尽きるというものじゃ」と喜びに満ちた声を漏らした。
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