ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「フーちゃん? フーちゃんなの?」

「おお、サッちゃん! 生のサッちゃんじゃ!」

「きゃああああーっ、会いたかったわ!」

「我もじゃ、我もサッちゃんに会いたかったのじゃーっ!」

 サランティーナ王妃が駆け足でやってきて、エリナを抱っこしたフーラアヌに抱きついたので、潰れそうになった子猫は「ふみゅう」と鳴いた。

「エリナ、大丈夫か?」

「なんとか大丈夫にゃー」

 ルディが「おお、これはすまぬのじゃ」と謝るフーラアヌから子猫を受け取った。

「本物の本当のフーちゃんだわ」

「サッちゃんじゃ、サッちゃんじゃ」

 ふたりの美しい女性は、女学生のようにキャッキャと笑って手を握り合った。文通をしていて、本日が初めての対面なのだ。

「ふたりとも、向こうに座って話すといいよ。ここはお客さんがたくさん通るからねー」

 気を利かせたイケメン青年ことユーディリシェイラミアムスに連れられて、サランティーナ王妃と守護妖精フーラアヌは設置されたテーブルへと誘われた。
 その様子を見ながら、うさぎのジャンが「うわあ、ユーディリシェイラミアムス様ごめんなさい! マーレン国の守護妖精様に接待させちゃってるけどいいのかな? でも、僕はどうしたらいいのかわからないから、陰から見守らせてもらおうっと」と困ってぴょんぴょん飛び跳ねた。
< 140 / 241 >

この作品をシェア

pagetop