ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「わあ、本当に尻尾が生えてる! おめでとうエリナちゃん、さあ、お兄さんが抱っこしてあげようね」

 騒がしいこちらは、明るい茶色の髪に黒い瞳をした、美青年の森エルフだ。

 やたらと馴れ馴れしい彼が「さあさあさあ」とエリナを抱き上げようとしたその時、ウィリオ王子が頭に巻いてあった緑色のターバンをするりとほどき、不思議な技で青年の後頭部をすぱこーん! と叩いた。

「お前は変質者か! セライラスタングリーズルよ、他国に来て恥をさらすな」

「あいたたた」

 ウィリオ第三王子の側近を務める(または、漫才の相方とも言う)セライラスタングリーズル、愛称セラは、頭をさすりながら「酷いなあ、親しみを込めたご挨拶じゃないですか!」と文句を言った。
 エリナはそんなセラに「絶対に抱っこされないにゃん!」と言って「シャーッ」と威嚇した。

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