ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 だいぶ賑やかになってきた会場に次に案内されてきたのは、子犬のパティとそのお母さんである。庶民であるふたりは王宮に来るのはもちろん初めてなので、珍しげに周りを見回していた。

「あっ、エリナちゃん!」

「パティちゃん!」

 ふたりはとことこと駆け寄ると、両手を握り合った。

「ご招待してくれてありがとう。なんだかキラキラしていて、すごく素敵なところなのね」

「お花がたくさんなのにゃん。あと、パティちゃんの服、可愛くて似合ってるにゃん」

「ありがとう。エリナちゃんもとても素敵だわ。お姫様みたい」

 サランティーナ王妃が気を利かせて、パティのところにもワンピースを送っていた。それは紺色の生地に白いレースの飾りが映える、ふわっと広がるスカートのデザインで、子犬の女の子は小さなお嬢様のように素敵に見えた。

 なんだか照れてしまってもじもじする子猫と子犬を見た人々は『純真無垢の可愛らしさ!』と身悶えしそうになった。

「エリナちゃん、おばあちゃんのお花のブローチをつけてくれたのね」

「うん。パティちゃんもつけてるから、お揃いになったにゃんね」

 ふたりの胸には、犬のおばあさんが最後の日々に作ってくれた布のブローチが飾られていて、それは花々が咲き誇る庭園でのパーティーにぴったりなおしゃれだった。
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