ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 そんなふたりの姿を、少し離れたところから見守る美女がふたり。
 スカイヴェン国の美しき母、サランティーヌ王妃と、フィフィール国の海を守る母、フーラアヌである。
 優しく母性溢れるふたりは、可愛い子猫と子犬のじゃれあう姿に胸をキュンキュンさせていた。

「おお、なんという可愛さ! ルールーとエリナたんのおしゃまな女の子ペアも良いが、あどけなさ全開の純粋な子犬子猫ペアは、胸の奥がくすぐったくなるような愛らしさじゃのう」

「そうね、ちっちゃいふたりがちっちゃなおててを取り合って、ほら、たまに照れたように笑うあの顔! いいわねえ、心が温まるし……むしろ熱く燃え盛ってしまうほどの可愛さだわ。今すぐ駆け寄って、あのふんわりした小さなお耳に頬ずりしてしまいたいわ!」

「さっちゃん、堪えるのじゃ! 気持ちを落ち着けて、あの愛らしい様子をしっかりと目に焼きつけて……おおおおお、見るだけでは我慢できぬ愛らしさ!」

「フーちゃん、しっかりして!」

「サッちゃん、我を抑えてたもれ!」

 視線を子猫たちに固定したままで手を取り合う美女ふたり。そこだけを切り取れば、一枚の絵画のように素晴らしい構図なのだが……鼻息が荒すぎた。

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