ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 デザートコーナーでは、子猫の尻尾チュロスが揚げられていた。シナモンシュガーをまぶして溶かしたチョコレートを尻尾の先につけたものには、冷え冷えのアイスクリームが添えられていた。

「熱々に冷たいものを合わせるなんて、さすがだわ」

 犬のお母さんは、「王宮の料理だからすごいのかしら? それとも、エリナちゃんがすごいのかしら?」と悩みながら、美味しい尻尾を味わった。

「エリナのデザートは、どこか懐かしい味と、驚くような味が組み合わさっているな。このアイスクリームには驚いた」

 お母さんと顔見知りの、熊のアルデルンが「保冷機能のある保存容器には、コースト領も助けられているのだ」と話しかけた。

「コースト領でアイスクリームを作っているんですか?」

「ああ、牛乳と卵の産地なのでエリナのレシピで作っている。それに、温泉プリンを冷やすのにもこの保冷庫が便利なのだ」

「温泉プリン、コースト領で話題らしいですね。温泉旅行に憧れるわ」

 犬のお母さんは「お父さんに、家族旅行を提案してみようかしら」と笑った。

「その時にはぜひ、ララベルに会って行って欲しいな」

「すっかり仲良しになりましたね」

 ふたりは優しい瞳で、楽しそうにはしゃぐ子熊と子犬を見た。
< 176 / 241 >

この作品をシェア

pagetop