ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「あら、わたしだってかじるわよ!」

 最も丸かじりにふさわしくなさそうな人魚のお嬢様が、一番に大きなりんごに手を出したので、5人の子どもは皆それぞれのりんご飴を受け取った。

『こっ、これがりんご飴……食べるにゃん、食べるにゃんよ』

 エリナは大きくてピカピカのりんご飴を見て、心を奮い立たせた。

「うにゃーっ!」

 そして、勢いよくかじった。

「わあ、おいしーい」

「かりかりね」

「これはいいりんごだな」

「甘いでしゅ」

 果汁が口の中にはじけて、甘酸っぱさと飴の香ばしさとで素晴らしいハーモニーを奏でていた。

「うにゃうにゃうにゃうにゃ」

 エリナはうにゃ鳴きをしながら、りんごをしゃくしゃくとかじっていく。どうやら想像以上に美味しかったらしい。

 たくさんのご馳走を食べたばかりなのに、元気な子どもたちは笑顔でりんごを食べた。甘いおやつは別腹だから仕方がない。
< 180 / 241 >

この作品をシェア

pagetop