ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 というわけで、ラミリカの結婚式までに稲荷寿司を準備するために、エリナは翌日から動き出した。まずは油揚げ作り、そして稲荷寿司作りだ。

 エリナとルディは豆腐屋の店舗にやって来た。店には店員がいて、販売はそちらに任せているので大丈夫である。

「エリナさん、ルディ隊長、いらっしゃいませ」

「ガットンさん、今日は油揚げ作りをよろしくお願いしますにゃん」

「こちらこそ、よろしくお願いいたします」

 腰の低いゴリラのガットンは、エリナに向かって深々と頭を下げた。

「エリナさんのご指示の通りに、水気を抜いた豆腐をこちらにお作りしてございます」

 ゴリラのガットンは大きな身体をガチガチにして、木の板で挟まれた豆腐を示した。油揚げは、固い豆腐を薄く切り、油で揚げて作るのだ。

「ありがとうございます。ガットンさん、そんなに緊張しなくていいにゃんよ。固いのはお豆腐だけで充分にゃ」

 ルディは吹き出しそうになって「むっほ」と変な声を出してしまった。慌てて咳払いをしてごまかす。真面目な狼隊長に冗談を言うものはあまりいないので、お笑いに弱いようだ。
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